日本初の地下鉄「銀座線」が『近代化産業遺産』に認定!
東京メトロ銀座線と地下鉄博物館1000形車両など
東京メトロの銀座線と、(財)メトロ文化財団(会長 土坂 泰敏)の地下鉄博物館展示物が、平成21年2月6日(金)、経済産業省から「近代化産業遺産群 続33」として認定されました。
2月23日(月)に経済産業大臣から認定書と銘板が贈呈されます。なお、贈呈された銘板は、浅草駅・上野駅・新橋駅・地下鉄博物館に設置いたします。
銀座線は昭和2年に浅草~上野間で開業した東洋初の地下鉄で、昭和14年には渋谷まで全区間で開業しました。
今回は、今も現役で使われている銀座線浅草~渋谷間と、昭和14年に9ヵ月だけ使用された旧東京高速鉄道新橋駅(幻の新橋駅)、また現在は地下鉄博物館に展示されている日本初の地下鉄車両1000形(1001号車)などが近代化産業遺産として認定されました。
「近代化産業遺産群 続33」とは
これは経済産業省が近代化産業遺産を地域活性化に役立つものとして認定し、それらの活用に向けた取り組みを促進することを趣旨とした事業です。
19年度から開始し、今年度も産業史・地域史に基づく33の近代化産業遺産群に取りまとめ、それに関連する産業遺産の認定がされました。
現在の銀座線上野駅
日本初の地下鉄車両1000形(1001号車)
認定資産一覧
≪東京メトロ≫
名称 建設・製造年 公開状況
地下鉄銀座線 浅草駅~新橋駅(東京地下鉄道開業区間) 1927~1934年 営業中
地下鉄銀座線 新橋駅~渋谷駅(東京高速鉄道開業区間) 1938~1939年 営業中
東京高速鉄道新橋駅 1939年 イベント時のみ
浅草駅4番出入口上屋 1927年 営業中
銀座駅コンコース早川徳次像 1941年 営業時間内は常時
≪地下鉄博物館≫
名称 建設・製造年 公開状況
東京地下鉄道1000形車両(1001号車) 1927年 開館中は常時
東京高速鉄道100形車両(129号車) 1937年 開館中は常時
テストピース(当時のトンネル壁断面) 1927年 開館中は常時
ターンスタイル自動改札機(再現品) - 開館中は常時
東京地下鉄道株式会社社史 - 土、日、祝日
浅草駅出入口
新橋駅幻のホーム
東京高速鉄道100形車両
(参考)
現在の銀座線(浅草~渋谷間)は、1927年から1934年にかけて東京地下鉄道が開業した浅草~新橋間と、1938年から1939年にかけて東京高速鉄道が開業した新橋~渋谷間が接続した路線で、元々は新橋駅を境に違う会社の路線でした。
接続駅である新橋駅には両社のホームがありましたが、1939年9月から浅草~渋谷間の直通運転が開始されたため、東京高速鉄道のホームはわずか9か月で使用されなくなりました。これがいわゆる「幻の新橋駅」です。
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