モバイル対応も充実 N700系試乗会に同行
2007年06月21日
東海道・山陽新幹線の新しい車両「N700系」が7月1日にデビューする。それに先立って行われた親子試乗会に同行し、東京から新大阪までの約2時間半、真新しい車内を見て回り、乗り心地や使い勝手を確かめてみた。(アサヒ・コム編集部)
静かに姿をあらわしたN700系新幹線=東京駅で
次々と新幹線に乗り込む親子連れ=東京駅で
ゆったりとした車内。グリーン車は落ち着いた色あいだ
普通車の座席は、明るいブルー
親子試乗会の参加者には、テーブルを出して、ノートパソコンの使用感を確かめる父親の姿も
グリーン車には、モバイル用のコンセントを全席に設置。普通車でも、窓側足元部分などにコンセントがある
グリーン車のエントラスデッキ付近。高級感が漂う
16日午前11時20分、東京駅。475人の親子を乗せ、N700系がゆっくりと動き出した。これまでに乗った、どの新幹線よりも、なめらかにスピードをあげていく。
N700系は加速性能の向上が図られており、JR東海によると、最高時速270キロ(東海道区間)までの到達時間が300秒から180秒に短縮された(700系との比較)という。
普通車の座席は、幅が10ミリ広くなり(3人がけの中央席を除く)、形状やバネの構造なども変えたという。小学5年の息子と乗った会社員の男性(42)は「身長182センチですが、飛行機よりも、座席がゆったりしてますね」。
青いシートで明るい雰囲気の普通車だが、グリーン車は落ち着いた色合いでまとめられている。デッキ付近の内装は木目調。パンフレットには「まるでホテルのロビーような」とあったが、それなりの質感をもって見えた。
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N700系は、ビジネス客向けに、モバイル環境を向上させたのも特長。座席の背面にあるテーブルは、A4サイズのノートパソコンが置けるよう大きめに。700系と比べ、幅で8センチ、奥行きで1センチほどアップした。
また、グリーン車は全座席(200席)にコンセントを設置。普通車でもコンセント数を増やした、という。ともに、移動中にパソコンを使う機会の多い人にはうれしい配慮だ。
試乗会でもノートパソコンを広げるお父さんの姿が。東京・町田市の男性会社員(32)は「このテーブルは広いし、安定感があっていいですね。コンセントが使えるのも助かります」と満足そうな様子。
同社によると、高速走行時でも車内からネットに接続できるサービスを、東海道区間で09年春から導入予定という。
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N700系は7月1日のダイヤ改定にあわせて登場する。
空気バネで車体を1度傾かせるシステムを導入し、カーブでもより高速な走行が可能になったため、東京―新大阪間は最速で2時間25分と、現在より5分短縮されるという。
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