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JR架線切れ事故 午後1時過ぎ、全線で運転を再開
2007年06月22日13時41分
22日午前7時55分ごろ、さいたま市大宮区吉敷町4丁目付近でJR宇都宮線と高崎線上り線の架線が切れ、送電がストップし、両線は一時、ほぼ全面的に運行できない状態になった。停車した電車から、近くを走る電車へ異状を知らせる「防護無線」が出されたため、隣接した線路を走る京浜東北線と湘南新宿ラインも全線で運行を見合わせた。
停車した車両の上で、修理作業が行われていた=22日午前9時14分、さいたま市で、本社ヘリから
同日午後1時すぎに全線復旧したが、ダイヤは大幅に乱れた。通勤時間帯のため、停車した電車には、多数の乗客が閉じこめられ、少なくとも計25人が気分が悪くなり病院に運ばれた。
JR東日本によると、架線が切断したのはさいたま市の大宮―さいたま新都心駅間。何らかの原因で1本の電車が止まった際、そこで架線がショートし、切れたらしい。
運行が一時見合わされたのは、宇都宮線上野―宇都宮駅間、高崎線上野―高崎駅間、京浜東北線と湘南新宿ラインの全線。宇都宮線と高崎線の少なくとも計6本が駅間に停車し、乗客約1万8千人が閉じこめられた。乗客は、JR職員の誘導で最寄り駅へ徒歩で移動した。
「快速むさしの1号」(乗客約900人)はさいたま市内のトンネル内に約4時間止まった。
京浜東北線の王子―東十条駅間で停車していた電車の乗客が体調不良を訴え、8人を近くの病院に搬送。埼玉県内でも、計17人が病院に運ばれた。
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