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愛子駅
愛子駅(あやしえき)は、宮城県仙台市青葉区愛子中央にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙山線の駅である。
2007年現在、仙山線の普通列車は大部分がこの駅で折り返しとなり、愛子以西では快速列車・普通列車合わせて毎時1~2本運行されるのみである。仙台近郊でSuicaが使用可能な西端の駅でもある。秋保温泉口の副名を持つ。
駅舎と自由通路(2005年11月)目次
1 駅構造
1.1 のりば
2 利用状況
3 駅周辺
3.1 駅周辺の主な学校
4 バス乗り場
5 歴史
6 その他
7 隣の駅
8 関連項目
駅構造
島式と単式の複合型ホーム2面3線。駅本屋側(1番線)は下り線、島式ホーム側(2・3番線)は上り線となるのが原則だが、例外的に1番線から発車する上り列車もある。島式ホームへは、改札口を通って右側にある構内踏切を横断して渡る。
2004年10月16日のダイヤ改正に伴って導入されたLED発車標(2004年10月17日)駅舎は南にあり、改札と出入口はこの一箇所である。北側には駅を出てから出入口のすぐ脇にある歩道橋(自由通路)を渡る。
終日社員配置駅(管理駅)。みどりの窓口(営業時間 6:40~21:00、途中休憩時間あり)、自動券売機、自動改札機(自動精算機は無し)、キヨスク設置。管理下にある駅は以下の通り。
仙山線 国見駅~奥新川駅の各駅
のりば
1 ■仙山線 作並・山形/北仙台・仙台方面(愛子折返しの一部列車のみ)
2・3 ■仙山線 北仙台・仙台方面
1番線は駅本屋側、2・3番線は島式ホームにある。駅舎・1番線と2・3番線ホームは構内踏切によって結ばれている。スロープがあり、車椅子など使用可。但し、列車とホーム間に段差あり。
利用状況
年度 1日平均
乗車人員 貨物発 貨物着
1957 784 2.7t 1.4t
1958 769 0.7t 1.8t
1959 800 3.1t 4.7t
1960 869 0.8t 2.9t
1961 893 0.3t 0.1t
1962 901 - -
1963 959 0.3t 0.1t
1964 872 - 1.0t
1965 953 - -
1970 364 - -
1975 567
1977 557 - -
1978 569 - -
1979 597 - -
1980 612 - -
1981 620 - -
1982 665 - -
1983 790 - -
1984 992 - -
1985 1111 - -
1986 1300 - -
1999 2782 - -
2000 2939 - -
2001 3042 - -
2002 3099 - -
2003 3233 - -
2004 3380 - -
2004年度の利用者数は1日平均3,380人である。1960年度には869人あった。1960年代後半から1970年代前半にかけて減少し、1975年度から1981年度までは600人前後で推移した。その後増え続けて1985年度に1,111人になり、さらに増えて現在の水準になった。利用者の1/3は国立仙台電波工業高等専門学校の学生である。
駅周辺
線路は東西に走り、駅舎の南に駅前広場がある。広場の中心にある枝垂れ桜は、愛子駅の開業時に近くの子愛観音堂から分けてもらったものである。現位置には2000年(平成12年)頃に移された。
広場の南に、東西に国道457号が並走する。これは古くからの作並街道で、もとは国道48号もここを通っていた。今、48号は愛子バイパスとして駅の南約600メートルをやはり東西に走る。
駅の周りは東西に長い市街地で、北は約600から800メートル先を流れる広瀬川まで住宅地である。1987年の合併までは宮城町の中心駅で、現在国道48号の手前にある仙台市宮城総合支所はもとの町役場である。同一敷地内には図書館などが入る広瀬文化センターなど市の施設が立地する。その南は水田で、さらに南に錦が丘の住宅地があり、山林・丘陵地につながる。
駅前広場からは、宮城県道134号愛子停車場線が南に伸び、国道48号との交点で宮城県道132号秋保温泉愛子線に通じる。一時期、秋保温泉へはこの駅から山を越えて行くことが普通だったが、名取川沿いの道の改良により今では長町方面から行くほうが再び主流になった。
諏訪神社
斉勝沼
愛子幼稚園
愛子郵便局
JA仙台 宮城基幹
仙台ヒルサイドアウトレット
駅周辺の主な学校
仙台電波工業高等専門学校
仙台市立広瀬中学校
バス乗り場
愛子駅バス停
愛子観光バス
錦ヶ丘、仙台西道路経由仙台駅前
仙台市営バス
錦ヶ丘・秋保温泉経由上の原、秋保大滝、二口温泉
高野原・赤坂NT・みやぎ台経由大國神社、泉中央駅
下辺田・住吉台経由実沢営業所
開成橋経由畑前北、大國神社
愛子駅前バス停(国道457号沿い)
仙台市営バス
八幡町経由仙台駅前(愛子駅始発便は除く)
作並温泉、定義、熊ヶ根関、白沢車庫
歴史
愛子駅前にある案内板
拡大
1929年に仙山東線の終点駅として開業した。西に路線が延長されるまでは、機関車の転車台を備えていた。
2001年に皇太子徳仁親王夫妻の長女愛子内親王(「愛子」の読みは「あいこ」)が誕生した時、記念として入場券を購入する人が1000人を超えた。
1929年(昭和4年)9月29日 - 開業。
1971年(昭和46年)4月1日 - 貨物営業を止めた。
1978年(昭和53年)10月2日 - 急行「仙山」停車。
1983年(昭和58年) - 自転車置き場設置。
1984年(昭和59年)2月1日 - 3番線供用開始、仙台~愛子列車増発。荷物取り扱いを止めた。
1985年(昭和60年)3月14日 - CTC化により通票閉塞廃止。駅業務は出改札のみとなる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
2002年(平成14年) - 東北の駅百選に選定される。
2002年(平成14年) - 自動改札機設置。
2003年(平成15年)10月26日 - Suica供用開始。
2006年(平成18年)12月15日 - 被管理駅の範囲が変更になる。
その他
「駅前広場の樹齢50年を超える枝垂桜の木は、春には鮮やかな花を咲かせ、乗客の目を楽しませる駅」として、東北の駅百選に選定された。
隣の駅
東日本旅客鉄道
仙山線
陸前落合駅 - 愛子駅 - 陸前白沢駅
関連項目
日本の鉄道駅一覧
難読地名
小和田駅 徳仁親王成婚の際、皇太子妃となった雅子の旧姓と同じ(読みは違う)ということで有名になった
仙山線
仙台 - 東照宮 - 北仙台 - 北山 - 東北福祉大前 - 国見 - 葛岡 - 陸前落合 - 愛子 - 陸前白沢 - 熊ヶ根 - (臨)西仙台ハイランド - 作並 - (臨)八ツ森 - 奥新川 - (面白山信号場) - 面白山高原 - 山寺 - 高瀬 - 楯山 - 羽前千歳( - 北山形 - 山形) |
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