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茨城交通水浜線 Encyclopedia
水浜線(すいひんせん)は、かつて茨城県の水戸市と那珂湊市(現在のひたちなか市)を結んでいた、茨城交通の路面電車である。1966年に全線が廃止された。
併用軌道と専用軌道が混在していて、水戸駅前と上水戸が接続駅となっていた。
目次
1 路線データ
2 歴史
3 駅一覧
4 接続路線
路線データ
路線距離:20.5km
軌間:1,067mm
駅数:36駅(起終点駅含む)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:全線電化(直流600V)
歴史
1920年4月27日 水戸海浜電気軌道、大工町-磯浜間の軌道免許申請、同年8月30日免許取得。
1921年8月14日 水戸海浜電車設立。本社は水戸市柵町。
1922年12月28日 浜田-磯浜間が開通。
1923年7月1日 浜田-根積町が開通。
1923年11月5日 根積町-東柵町間が開通。
1924年7月22日 東柵町-郵便局前間が開通。
1925年2月26日 郵便局前-大工町間が開通。
1926年12月14日 磯浜-祝町間が開通。
1927年2月3日 祝町-海門橋が開通。
1927年5月27日 大工町-上水戸間が開通。
1928年7月10日 上水戸-袴塚間が開通。
1930年11月22日 海門橋-湊間が開通。
1938年 水害で海門橋(駅ではなく、祝町-湊間の那珂川にかかる同名の橋)流出により、祝町-湊間が休止(そのまま廃止)。
1944年 谷中光台寺-上水戸間が開通(光台寺裏-袴塚間が廃止)。
1944年8月1日 県内交通統合で、水浜電車、茨城鉄道、湊鉄道などが合併し、茨城交通発足。
1944年8月2日 水戸空襲。8月5日浜田-磯浜間が運転再開。(10月1日までに全線復旧)
1945年 大洗-海門橋間で軌道撤去。
1952年2月1日 上水戸-大洗間で直通運転開始。
1954年 茨城線に乗り入れ運転認可。
1956年1月20日 茨城線、上水戸-大学前に乗り入れ開始。
1962年 バス交通への転換を表明。
1965年6月11日 上水戸-水戸駅前間で営業廃止。
1966年6月1日 全線で営業廃止。
現在は、[50]茨大前~栄町~水戸駅~三高下~大洗~那珂湊が、ほぼ同じルートを走る路線バスである。
駅一覧
上水戸-谷中-馬口労町入口-砂久保-公園口-大工町-泉町三丁目-泉町広小路-南町三丁目-郵便局前-水戸駅前-本社前-三高下-一高下-東柵町-本一丁目-本三丁目-本五丁目-浜田-谷田-六反田-栗崎-東前-大串-塩ヶ崎-平戸-磯浜-大貫-曲松-仲町-東光台-大洗-祝町-願入寺入口-海門橋-湊
接続路線
上水戸:茨城交通茨城線
水戸駅前:常磐線 |
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