|
羽前高松駅
羽前高松駅(うぜんたかまつえき)は山形県寒河江市大字八鍬小字郷ノ目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)左沢線の駅である。かつては山形交通三山線が接続していた。
目次
1 駅構造
2 駅周辺
3 利用状況
4 歴史
5 隣の駅
6 関連項目
7 外部リンク
駅構造
単式ホーム1面1線を有し列車同士の行き違いが出来ない地上駅。かつては相対式ホーム2面2線と切欠きホーム1線の計2面3線という構造で、現在は切欠きホームのあった駅舎側のホームが残されている。山形交通三山線はこの切欠きホームに発着しており、山形交通は左沢線ホーム側に乗り換え窓口を持っていたほか、外に向かっても独自の駅舎を持っていた。現在ではわずかにホームの南側に線路の跡のみが残っている。
駅舎は昭和15年竣功の木造建築。簡易委託駅。汲み取り式便所がある。
駅周辺
左沢線の線路は西寒河江駅から直接柴橋駅に行かずわざわざ迂回をしてこの羽前高松駅を通過している。西寒河江駅を出た左沢駅方面の列車は北へ進んで当駅に着く直前で南側に針路を変え、柴橋駅に至っている。
当駅から寒河江川を渡った対岸には名刹慈恩寺がある。
高松郵便局
寒河江市立高松小学校
寒河江市立陵西中学校
最上川
醍醐簡易郵便局
寒河江市立醍醐小学校
慈恩寺
国道112号 - 道の駅寒河江
国道287号
山形県立寒河江高等学校農業校舎
利用状況
2005年度の乗車人員は1日平均310人であった。
歴史
この駅は大正11年に左沢軽便線の途中駅として開業するが、4年後の大正15年には早くも三山電気鉄道が当駅に乗り入れを果たした。それ以降この駅は左沢線と三山電気鉄道の乗換駅として大いに賑わいを見せたが昭和49年の10月、山形交通三山線となった旧三山電気鉄道は廃線となりこの駅はまた静かな途中駅に戻ってしまった。今では三山電気鉄道をしのばせるものはわずかにホームの南西側に残る線路の跡のみである。
1922年(大正11年)4月23日 - 国鉄左沢軽便線の羽前高松駅として開業。
1922年(大正11年)9月2日 - 軽便鉄道法の廃止により所属線区の名称が左沢軽便線から左沢線に改称となる。
1926年(大正15年)12月23日 - 三山電気鉄道が当駅から海味駅までを開通させ、分岐駅となる。
1928年(昭和3年)9月17日 - 三山電気鉄道の海味-間沢が開通し、三山電気鉄道が全通する。
1940年(昭和15年)11月 - 現在の駅舎が竣功する。
1943年(昭和18年)10月1日 - 三山電気鉄道が尾花沢鉄道・高畠鉄道と合併し山形交通となり、三山電気鉄道は山形交通三山線となる。ちなみに尾花沢鉄道は山形交通尾花沢線、高畠鉄道は山形交通高畠線となった。
1974年(昭和49年)11月16日 - 山形交通三山線が山形交通高畠線とともに廃止となり、国鉄単独の駅となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により東日本旅客鉄道の駅となる。同時に左沢線の区間が基本計画上山形-左沢から北山形-左沢に変更される。
1998年(平成10年)7月2日 - 左沢線の区間が線路名称上山形-左沢から北山形-左沢に変更される。
2001年(平成13年)7月 - 寒河江駅の移転工事に伴い羽前長崎-左沢でバス代行運転を実施する。このため当駅への列車の発着が中断する。
2002年(平成14年)2月16日 - 上記工事が完了し列車の運行が再開される。
隣の駅
東日本旅客鉄道
左沢線
西寒河江駅 - 羽前高松駅 - 柴橋駅
関連項目
日本の鉄道駅一覧
外部リンク
羽前高松駅(JR東日本)
国土地理院地図閲覧サービスによる羽前高松駅周辺の1/25000地形図
山形交通三山線 - 往時の羽前高松駅の写真が多数ある
左沢線(フルーツライン左沢線)
(山形 - )北山形 - 東金井 - 羽前山辺 - 羽前金沢 - 羽前長崎 - 南寒河江 - 寒河江 - 西寒河江 - 羽前高松 - 柴橋 - 左沢 |
|